中年サラリーマンの日記 at 鳥取の片田舎

ジョージ真木と申します。大阪で20数年暮らし、2016年9月、Uターン。農業法人に就職からの…いろいろ。その徒然…(´∀`)

真似のススメ

私がレコード会社にいた頃、
新人教育の第1歩は、
「徹底的に、真似をすること」だった。

一般的には「アーティスト」と呼ばれる人々は、
孤高の存在という印象が強いのではなかろうか。

が、しかし、そんなことはナイ。
20世紀の画家達も師匠の模写をした。
著名なミュージシャンも、最初は誰かに憧れて楽器を始め、
がむしゃらにコピーしたはずだ。
かのビートルズも、売れる前はドイツで数々のライブをやり、
レパートリーはカバーが多かったと聞く。
そんな予備知識があったので、プロデューサーに指示を受けても、
私は、何ら驚かなかった。

それに比べ、歌手予備軍の子たちは「我こそは!」と思ってる。
「カワイイね〜」とか「ウマいね〜」とか言われてきて、
「オレ(ワタシ)って、もしかしてイけるんじゃね?」
とか勘違いしている。
専門学校でちょっとオリジナルを作ったりなんかしてると、
こちらの要求に対して「そんなの、オレ(ワタシ)じゃない」とか言う。
違うんだよな〜。わかんないだろうな〜。

彼・彼女たちにも、元々は憧れの対象がいたはず。
憧れの対象があるのであれば、
それを100パーセント真似できるように努めてくれ。
→うまくいけば、99パーセントまではいけるかもしれない。
→が、しかし!練習すればするほど、オリジナルとの差異を実感するようになるはず。
→その、どうしても越えられない1パーセントこそ、貴方の個性なのだ!
と、理解してほしい。。。

いろいろ真似をすることには、いろいろなテクニックが身に付くという利点もある。
気になる対象は、とことん、ひたすら真似をしてみよう。

周りのオトナたちも、そのつもりで教育してあげておくれ。