元・音源制作ディレクターが、ドライブデートには「歌無し曲」♪をお勧めする
日中は涼しく、夜は長くなり、9月も10月も連休があって、行楽にデートに出掛けられる皆さま!→私は予定ないですけど(´д`;)
友達、家族と車に乗るときのBGMには、歌の無い曲を集めてみませんか?
私は、通勤用にオリジナルのコンピCDを作っているのですが、ふと思いついて、ボーカルものでは無い曲を集めて作ってみたのです。
そしたら、何となく考え事も出来るし、集中できるしで、なかなか良かったので、それらを皆さまにもお勧めしたいなと思い、これを書いてます。
ボーカルって、人の声なので、なんだかんだ耳に入ってくるんですよね。しかもそれが日本語だったら、なおのこと。
これ即ち、同乗者がいて会話していても、歌声と重なってしまって、意外にうっとおしいと思うんです。
ということで、特にデートの時は「歌無し曲」で楽しい会話を♪
【ポイント】
個人的に、サックスがメインの曲はあまりお勧めしません。というのも、サックスの音って結構主張するので、歌声と同じくらい会話のジャマをすると思うのです。なので、全体における割合は、10曲中2曲くらいでよいかと思います。
それでもやっぱり、声がないと少し寂しいものですので、サビ部分だけ歌有り、とか、ボーカルは歌詞の無いスキャット、とかを混ぜると、よいアクセントになります。後述します、スムーズジャズのアルバムで、ポツポツ見つけることができます(アルバム中1、2曲とか)。
楽典的には「メジャー」とか「マイナー」とか言われるんですが、全体の曲調が「明るめ」と「暗め」の曲がありますので、その割合にも注意した方がよいかと思います。
暗めの曲は、シブかったりカッコよかったりするのですが、そればかりだと何とな〜く、空気も重くなるような気がします。楽しくデート♪であれば、割合的には10曲中3曲くらいがよいかと思います。
私の通勤用BGMは、ひとり悶々としたいので、8割暗めですw
再生環境(主にスピーカー)にもよりますが、リズムがはっきりしている方がよいかと思います。
しかも録音年代によって、かなり聴いた感じが違うので、並べて聴く際には要注意です。
一般的に、古い音源ほどリズムの立ち具合が小さいようで、全体の音量も小さいです。新しい音源ほど、音圧が高いです。
つまり、カーステのボリュームは同じ値でも、新しい曲の方が大きな音で聴こえるのです。
並べる際には、録音年代が近いものを並べた方が、違和感なく流し聴きできるかと思います。
ジャンルで言えば、「スムーズジャズ」と分類されている作品が、一番無難です。ずっと以前はフュージョンというくくりの中で聴き易いジャズみたいな感じだったのが、いつの頃からか歌ものも含み、ジャズっぽい感じならなんでもOKという間口の広いくくりになったようです。オシャレで軽快で、デートBGMにもってこいな作品がたくさんあります。
ちょっとマニアックさを出したければ、70〜80年代フュージョンはいかがでしょうか。音楽的に凝っていたりファンキーだったり、ちょっとクールな空間を演出できるかと思います。
それぞれ、iTunes StoreにもYouTubeにも、聴ききれないほど沢山ありますので、いろいろ聴いてみて、自分好みの、あるいはカレシ or カノジョ好みの曲を選んでみましょう〜!
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
以上が、今回の主な目的でした。
ここから先は、私の自己顕示欲を満たすために、私が実際に通勤の時に流している曲をリストアップ&勝手にお勧めしちゃいます。
何かのご参考になれば、幸いです(´∀`)
※過去に、ドライブ用のプレイリストのエントリーを挙げてます。その中の曲と重複するものがかなりありますが、今回改めて解説してご紹介いたしますので、ご了承くださいませm(_ _)m
※「歌無し」と謳っておきながら、サビだけ歌ってたり、あえぎ声が入っていたり、会話していたり、人の声が入っています。全く声無しも少し寂しい…と思って、敢えてそんな曲をチョイスしているからですm(_ _)m
※私は15年前くらいでCD漁りを辞めました(´д`;) ですので、選曲は70〜90年代になります。
※帰りの夜用CDの曲は、まったりが多いです(´д`;)
【午前、通勤時】
あまり明るめの軽快な曲を自分で集められないので、市販のコンピを使ってます。
blastプレゼンツ・ディギン・フロム・ザ・ヴォルツ?ディライツシャッフル・ミックス・バイ・DJセロ
- アーティスト: オムニバス,ブラックバーズ,アイバン・コンティ,アジムス,カル・ジェイダー,アレックス・マルハイロス,キャノンボール・アダレイ,チャーリー・バード,アイドリス・ムハマッド,ナチュラル・エッセンス,バイエッテ
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1999/12/29
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
【夜、帰宅時】
Brownstone「If You Love Me(If You Jazz Me Remix)」
- アーティスト: Brownstone
- 出版社/メーカー: MJJ Productions
- 発売日: 1994/01/01
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
スタートは、やっぱりちょっとアップテンポで軽快に♪
Ronny Jordan「The Antidote」
ギタリスト、制作はRay HaydenというUKソウルのクリエイター。NHK FM「クロスオーバーイレブン」のテーマで使われてました(今も!?)♪Sweetback「Gaze」
Sadeというバンドの、ボーカリスト抜きでバックの2人のユニット名義。が、ゲストボーカリストに元・Groove Theory(ヒット曲はTell Me)のAmel Larrieuxを迎えてます。ボーカルといっても、喘ぎ声+メイン・フレーズのみという、雰囲気ものの1曲♪Chante Moore「Way U」
映画「ため息つかせて」のサントラより。これもボーカルものですが、歌詞はなく、シャバダバ〜みたいな言葉のみ(スキャット)。声も耳につく声質ではなく、かなり色っぽいです♪具島直子「Dear My D.J. (instrumens)」
ここで日本人登場。といっても連続で「ボーカルなのに雰囲気もの」です(´д`;) メインはギター。サビになるとソプラノサックス?+声で盛り上げますが、サラサラした声質がいい感じです♪George Howard「Watch Your Back」
- アーティスト: George Howard
- 出版社/メーカー: Grp Records
- 発売日: 1996/02/27
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
Paul Hardcastle「Crystal Whisper」
はい。サックス+雰囲気女性ボーカルが続きマス。ちょっと遅めのテンポでゆったりめです♪Shakatak「You Never Know」
ノリノリ・ドライヴィンな、かのNightbirdsで有名なグループです。これはしっとりバラード。エレピが儚く切ない1曲♪Fourplay「Chant」
ここから生演奏ゾーンへ。まずはジャズ界の大御所が集まったグループの曲。これもスキャットがメインの曲ですが、歌っているのはメンバーでベーシストのNathan East!こんなセクシーな歌声なのね♪The Inner Thumb「Soul Ecstasy」
- アーティスト: Various Artists
- 出版社/メーカー: Emperor Norton
- 発売日: 1999/08/10
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
George Duke「No Greater Love」
プロデューサー、ピアニストとして著名な彼自身の作品より。何となく、都会の喧噪という感じが、タマりません♪畑中葉子「More Sexy」
キワもの!w カナダからの手紙で有名な歌謡曲シンガーが、まさかのエロ・ファンキーを!!ってか、本人は喘ぎ声+キーフレーズのみで、バンドが猛烈にカッコいい♪Leon Ware「French Waltz」
メロウ大王、70年代のドロドロ・メロウなアルバムから。3/4拍子だし短いしですが、ねっとり黒〜い逸品♪Sylvester「Here Is My Love」
これだけ、ガチ歌ものです。けど、歌ってる割合は少ない方かと思います。ピアノとギターのソロ・バトルからのStop!が聴きどころ♪Al B. Sure!「Oooh This Jazz So Good」
90年代、彗星のごとくデビューした彼の、2ndより。ボーカルバージョンは1stに入っていて、それもかなりまったりで良いのですが、これはアレンジも変え、サビ以外のボーカルが無くなり、さらにまったりした1曲♪