従業員が増えません(´・ω・`)
つい先日、「お試しで2日間」という方が来ました。尋ねてはないですが、私の予想では60才前後です。が、1日で来なくなりました(´・ω・`)
以下、Aさんとします。
一目見ても分かるくらい、すごい華奢で、白髪まじりの頭なので、まず「体力大丈夫かな〜」と心配しました。
その日のメニューは、私と一緒に白ネギの出荷準備(2〜4本を束ねて、箱に入れる)と、畑に出て台風で倒れた白ネギを起こす作業でした。
出荷準備をしている時は、わりと順調でした。
ただ、作業場が今はハウスの中で、その日は天気が良かったので10時くらいになるとやや暑くなってきました。とはいえ、真夏に比べれば、じんわり汗が出るくらいで大したことはありません。
昼食をとってから、いざ畑へ。秋とは言え、直射日光の元では、やや暑い日でした。
しゃがみこんで、白ネギの株元に、元は田んぼだった固い土を手でかき寄せるという作業です。1列の長さが80mくらいあるので、なかなかの作業量になります。
途中、Aさんも「暑いですね〜」とタオルで汗を拭き拭き作業をします。
私は他人にあまり興味がないタイプなので(爆)、前職とか年齢とかは詮索しませんでした。ただ、話しのネタとして住まいだけは訊きました。
1時間に1回くらいは休憩をとり、「ウチは面積が広いから、こういう作業も始まったら1日仕事なんですよ〜」とか話しを振りながら、夕暮れを迎えました→今になって思うと、これは逆効果だったかも、です…。
作業場に戻る前に、ビニールハウスで用事が出来たので、一緒に向かいながら「ココも、ココも、ウチの畑ですよ〜」なんて紹介しながら移動しました→今になって思うと、これも逆効果だったかも、ですが…。
そして定時になり、「明日もでしたよね?おつかれさまでした〜」と分かれたのでした。
翌朝。出勤時刻になっても、現れません。
社長が「あら?来ないねぇ。昨日イジめたんじゃない?(笑)」とか言ってましたが。
お昼くらいにAさんから社長に電話がかかってきて、予想以上にキツかったという旨、話してたらしいです。
これについて、後輩と話しをしたのですが、
私「予想と違うから辞めるって…どうなの?」
後輩「いや〜ダメですよ」
私「結局、最後は気合いと根性か(笑)」
と、自分で言っておいて、ハッと思いました。気合いと根性で片付けてるようじゃ、ダメなんですよね。
世間的には、30代を中心に農業従事者は増えている、とニュースで言ってました。私も、異業種からどんどん転職組が増えないと、業界として未来はないのでは?と常々感じています。
が、現実は、異業種の人が頑張れない状況になっているのではないか?
前時代的な道具を使い、前時代的なシステム(JA全農中心)で、今も運営されているのが合わないのではないか?
などなど考えてしまいました。
やはり、「ノーパソより重い物を持ったことの無い人が参加できる農業」でないと、人は増えないんだと思ってます。
乱文乱筆になりましたが、やはりまだまだ農業は改良の余地があり過ぎるんだろうな〜と思った出来事でした。